医学部医学科進級と再試験に関する申し合わせ事項

「医学部医学科進級と再試験に関する申し合わせ事項」について

学生諸君へ

平成１４年１０月４日
教務委員会委員長
高本眞一

「医学部医学科進級と再試験に関する申し合わせ事項」について

平成１４年度から、医学科進級と再試験について別紙のとおり改正しました。主な改正点は、次のとおりです。

(1) 進級について

これまではM2からM3への進級にあたって、所定の授業科目等の履修・試験の合格を条件としていたが、M1からM2、M3からM4の進級にあたっても条件をもうけました。
これは最近医学教育改革が進み、各学年でのカリキュラムがかなり整備され、各学年単位で教育のステップが上がっていく体制になったためです。各ステップを修了してから、次のステップに進まないと学習が不十分になる恐れがあるからです。

(2) 再試験について

試験の実施回数については、再試験を1回としました。
また、卒業試験の再試験の受験資格について、不合格科目が9科目以上ある場合は、その資格を失うこととしました。
これは、諸君に真剣に学習に取り組み、試験に臨んでもらいたいということが趣旨です。

現在、医学教育は大きな改革の時期にあたっています。医学を志す医学科学生諸君には、日々の学習等一層研鑽に励むよう期待します。

以上

医学部医学科進級と再試験に関する申し合わせ事項

１．進級

(1) 第４学年（M2）に進学する者は、別に定める教養学部第４学期の専門科目、第３学年（M1）の基礎科目すべてを履修し、試験に合格しなければならない。ただし、その内２科目は第４学年終了までに合格すればよい。

(2) 第５学年（M3）に進学する者は、医学科第３、４学年（M1, 2）の必修科目（基礎科目、臨床各科系統講義科目）すべてを履修し、試験に合格しなければならない。

(3) 第６学年（M4）に進学する者は、第５学年で行われる臨床実習の８割以上の単位を取得しなければならない。

２．再試験

(1) 教養学部第4学期専門科目、基礎科目
第３学年（M1）終了までに、原則として、本試験及び再試験の２回までとする。

(2) 臨床各科系統講義、症候学
第４学年（M2）終了までに、原則として、本試験及び再試験の２回までとする。

(3) 卒業試験
本試験及び再試験の２回までとする。ただし、本試験の不合格科目が9科目以上ある場合は、すべての再試験を受ける資格を失う。再試験が不合格であった者について教務委員会で了承された場合は、再々試験を実施することができる。

３．試験の種類

再試験：試験に不合格であった者に対して行う。

追試験：病気等で試験欠席届を提出し、許可された者に対して行う。

(1) 追試験を許可された者とは、欠席届を提出し、許可された者をいう。

(2) 追試験を許可された者及び再試験を受験する者は、追･再試験受験届をチューターの承認を得て、医学部長まで届け出なければならない。

４．試験の採点

再試験：60点（可）を上限として採点するものとする。

追試験：医学部規則第11条に規定するとおり。

優：100～80
良： 79～70
可： 69～60

この申し合わせは、平成14年5月22日から施行し、平成14年4月1日から適用する。

（注：本館前の掲示では「この申し合わせは、平成14年6月1日から施行する」となっています。）