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医学部の教育改革について
■これは 2001 年 6 月 14 日に発表された「医学部の教育改革について」からの抜粋です。
M0
生化学講義・実習
統計学
人類遺伝学
医学序論
放射線基礎医学
M1
基礎医学を終了、各科目試験実施
解剖学
生理学
薬理学
細菌学
感染制御学
病理学
免疫学
寄生虫学
衛生学
介護実習
基礎教室訪問――選択
M2
臨床系統講義、各科目試験実施
内科
外科
脳神経外科学
胸部外科学
整形外科学
産科婦人科学
小児科学
眼科学
皮膚科学
泌尿器科学
精神医学
耳鼻咽喉科学
放射線医学
麻酔学
臨床検査医学
口腔外科学
小児外科学
救急医学
リハビリテーション医学
基礎統合講義(9 月)
臨床診断学(OSCE を含む) 週 2 回午後 通年
チュートリアル教育(少人数、自己啓発学習)
共用試験導入(コアカリキュラムに沿った臨床実習前試験)
M3
臨床実習(BSL)――内科・外科を中心
公衆衛生実習(夏休み前 1 週間)
基礎統合講義(選択) (9 月初め)
法医学集中講義(2 月)
M4
臨床実習(BSL)――その他の科目
臨床統合講義(5 月、10 月:1 週ずつ)
Clinical Clerkship(7 月、4 週間)
社会医学統合講義(10 月末)
卒業試験(9 月:内科・外科、12 月:その他)
Free Quarter
M1〜M4 夏休みなどに各教室で自由に見学、研究をする。選択制
講義
原則として、講義は午後 3 時まで、実習はその限りではない。
各自、自習やクラブ活動ができるように配慮。
PhD、MD コース
M2もしくはM3が終了してから、基礎医学の大学院に入り、PhD を取得する。
その後、M3もしくはM4に編入することも可能。
試験
M3に進学するためには、M2までの試験はすべて合格しなければならない。
試験は本試験と再試験がある。基本的には試験は筆記試験で行う。
卒業試験では 9 科目以上本試験で不合格であると再試験の受験もできない。
本学では国家試験対策としての教育はしない。良い医師、良い研究者になるための教育を行う。
将来
M1で基礎科目の試験をすべて合格して[い]ないとM2に進学できない。
M2では全国的に行われる共用試験を導入予定。
チューター制度
医学部の学生 5〜6 名のグループに医学部の教授・助教授の教官が 1 名チューターとして付き、大学生活の種々の相談に乗る。休学・再試験の受験などの時には、チューターの承認印がいる。M1・M2のチューターには基礎系の教官がなり、M3・M4は臨床系の教官がなる。
英語教育
医学部でも選択制で医学英語の教育がある。できるだけ選択するように。
機会があれば、実用的な英語の力をつけるように今から努力すべきである。英会話、英語テレビ番組視聴など
クラブ活動
医師として将来患者との良好な関係を保つために、学生時代に友人と人間関係において切磋琢磨する必要がある。そのなかで、仲間との信頼、責任感をはぐくまなければならない。
将来の医師として、体力を付ける必要がある。
駒場での生活は君たちの将来にとって非常に大切である!!
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